柴山 豊尚 SHIBAYAMA Toyohisa
ニョッキ(如木)2017
テーマ「身体のゆくえ」について、「身体」を生物・景観、そしてあらゆる物質と捉え、「ゆくえ」を過去・現在・未来の時間と空間、としました。
キューブ内の空間に自ら入ることにより、地球・人類の長い歴史の中で、過去から現在を感じたり、未来に向けてのあり方に思いをめぐらしたりする場になればと考えています。
この世に存在するすべてのものは、同じ状態に留まることなく常に移り変わっていき、永久不変なものはないと私は思います。その一瞬を表現できたらと願っています。
この世に存在するすべてのものは、留まることなく常に移り変わります。その無限に広がる一瞬を、木の積層材を使った造形を鏡に映すことで表現。「身体とは、精神を伴って初めて成り立つ」という作家のテーマが空間に結実した作品になります。
《Nyokki 2017》
Everything in this world is constantly changing. The infinitely expanding moment is expressed by reflecting structures created in laminated wood in mirrors. This work creates a space bringing to fruition the artist’s theme that “the body is something that only comes into being along with the spirit.”
1955年岐阜県生まれ。岐阜県拠点。
武蔵野美術大学造形研究科修了、中学校勤務。「彫刻村」に1985年から参加、「歌となる言葉とかたち展」に2011年から参加。
1978/第12回日本国際美術展/群馬県立近代美術館賞/東京都美術館
2003/彫刻村展/岐阜県美術館
2015/歌となる言葉とかたち展/岐阜県郡上市
2016/美術文化展/新人賞/東京都美術館
キューブ内に、私が捉えた「身体」を木の積層でつくり出し、「ゆくえ」を過去・現在・未来の時間と空間を鏡に映すことによって表現します。
SHIBAYAMA Toyohisa
Born in Gifu Prefecture in 1955/Based in Gifu Prefecture.