アーティスト


THE MAUSOLEUM ー大霊廟ー
THE MAUSOLEUM
安野 太郎 YASUNO Taro

THE MAUSOLEUM ー大霊廟ー(C)IKEDA Yasunori

作品コンセプト(入選時作家コメント)

「THE MAUSOLEUM」は数珠つなぎにケーブルで繋がれた合計12台の自動演奏装置が奏でる音楽作品です。彼らはエネルギーが供給され続ける限り永遠に情報を交換しながら音楽を生成し演奏します。現在より遥かな未来、もはや人類が滅びた後の世界に、永久に人類を葬送する大霊廟として残された施設でなり響く音楽という想定です。

音楽は常に今ココという時間を流れるもので、霊廟は過去を祀る建造物です。展示という形式で自動演奏される音楽は、時空を超え、未来の墓という矛盾した存在として立ち上がります。

この作品を構成する作家自身によって作られた自動演奏リコーダーの奏でる音楽は「ゾンビ音楽」と呼ばれています。ゾンビ音楽は「音楽する非・身体」が奏でる音楽です。ゾンビの非・身体とは人間の身体の模倣でも拡張でもありません。意志を剥奪され体だけが動いている非・身体。それは人類に対して鏡を掲げそこに映る姿を表しています。

作品紹介

ケーブルで繋がれた12台の自動演奏装置は、エネルギーが供給され続ける限り、永遠に情報を交換しながら「ゾンビ音楽」を生み出します。それは、人類が滅びた未来で、永久に人類を送葬し続ける霊廟で鳴り響いている音楽なのです。

《THE MAUSOLEUM》

Twelve automatic performance devices connected by cables will continue to exchange information for ever, and to create “zombie music” for as long as their energy supply is continued. This is the music that would play in the mausoleum  to eternally humanity’s funeral rites in a future where humankind has perished.



安野 太郎

1979年東京都生まれ。埼玉県拠点。 作曲家。ブラジルと日本のハーフ。東京音楽大学作曲科卒、情報科学芸術大学院大学修了。代表作にゾンビ音楽。Pboxxレーベルより、2枚のCDをリリースしている。 2013/第17回文化庁メディア芸術祭 アート部門 審査委員会推薦作品/東京 2015/フェスティバル/トーキョー15(ゾンビオペラ「死の舞踏」)/にしすがも創造舎/東京 2016/Our Masters 土方巽<glossolalia>/韓国国立アジア文化殿堂/光州(韓国) THE MAUSOLEUMは数珠つなぎに繋がれた合計12台のリコーダーを自動演奏する機械(音楽する非・身体)が奏でる、人類を送葬し続ける霊廟としての音楽作品です。 YASUNO Taro  Born in Tokyo in 1979/Based in Saitama Prefecture