アーティスト


蘇生するユニコーン
Revive the unicorn
平野 真美 HIRANO Mami

05蘇生するユニコーン(2016)蘇生するユニコーン

作品コンセプト(入選時作家コメント)

非実在生物であるユニコーンの、骨格・内臓・筋肉・皮膚など身体を構成するあらゆる部位を制作する。制作した内臓を肋骨で覆い、骨格に筋肉を被せ、血管を張り巡らせて皮膚を縫合する。そうして架空の生物であるユニコーンを実在させる。

制作したユニコーン体内の心臓と肺に生命維持装置をつなぐ。肺に空気を送り、心臓と血管に液体を流し、呼吸と血液循環を行うことでユニコーンを蘇生する。

幼い頃実在すると信じていた架空の生物は、今は実在しないと分かっている。存在を否定されたその生物は、現実世界で居場所を失い人々の脳内で息絶え屍となって横たわっている。私は出来る限りの制作を行い、純真さの象徴であるユニコーンを自らの手で実在させ、心臓に血を流し肺に空気を送り息を吹き返させる。それは私達が気付かぬうちに失った夢や希望・幻想を蘇生させる瞬間である。

作品紹介

人々の脳内に屍となって横たわる非実在生物を実際に出現させます。骨格・内臓・筋肉・皮膚などをかたちづくり、肺に空気を送り、血液を循環させ、純真さの象徴であるユニコーンに生命を吹き込みます。それは失った夢や希望・幻想を蘇生させる瞬間でもあるのです。

《Revive the unicorn》

This work brings to life an imaginary animal from where it had been laid to rest as a corpse in the human mind. Creating the forms of its skeleton, internal organs, muscles, skin, and other body parts, pumping air into its lungs, and giving circulation to its blood, it breathes life into the unicorn – the symbol of purity. This also serves as a moment to revive our lost dreams, hopes, and imaginings.

 



平野 真美

1989年岐阜県生まれ。東京都拠点。 名古屋造形大学造形学部造形学科情報デザインコース卒、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程先端藝術表現専攻修了。 2014/トーキョーワンダーウォール公募2014入選作品展/東京都現代美術館 2015/REN-CON ART PROJECT – 連茎する現代アート – /名古屋市芸術創造センター 2015/大名古屋電脳博覧会2015/名古屋市民ギャラリー矢田 骨格・内臓・筋肉・皮膚など身体を構成するあらゆる部位を制作することで、非実在生物であるユニコーンを実在させる。制作したユニコーン体内の心臓と肺に生命維持装置をつなぎ、呼吸と血液循環を行うことで蘇生する。 HIRANO Mami    Born in Gifu Prefecture in 1989. Based in Tokyo(by April 2017) ,Gifu Prefecture.