アーティスト


モノについて
About an object

堀川 すなお HORIKAWA Sunao

モノについて

作品コンセプト(入選時作家コメント)

目の前にある もの その本来の姿を探るため、制作をしています。

ものの名前を聞いたとき、私たちは頭の中では容易にその形をイメージすることができます。その共通のイメージによって私たちはコミュニケーションを図っています。しかし実際に目の前にある もの と、そのイメージは同じかどうか。

「今まで知っていると思い込んでいたものは一体なんだったのか?」を自分の制作を通じて問いかけています。

作品紹介

実際に目の前にあるモノと、そのイメージは同じなのでしょうか? 観察と分析を通じ、言葉からモノの姿を図面のように描き起こす実験的な平面作品を通し、理解や共有のあり方への懐疑を空間全体で提示します。

《About an object》

Are actual objects in front of us and their images really the same? This work presents the artist’s skepticism of the concepts of understanding and sharing by means of experimental two-dimensional works depicting the transformation of words into objects in the form of plans, through observation and analysis.

堀川 すなお1986年大阪府生まれ。大阪府拠点。
クーパーユニオン芸術大学留学、京都市立芸術大学美術研究科絵画専攻油画分野修了。平成27年度ポーラ美術振興財団在外研修員としてニューヨーク滞在。
2012/VOCA展―新しい平面の作家たち2012/上野の森美術館/東京
2013/クリテリオム87 堀川すなお(個展)/水戸芸術館現代美術ギャラリー第9室/茨城
2015/群馬青年ビエンナーレ2015 奨励賞/群馬県立近代美術館
2015/解釈と行為 SEEING AND PRACTICING(個展)/大阪府立江之子島文化芸術想像センターRoom2/大阪
私の制作は、観察と分析により展開されており、全ては確固とした筋道があるように見えます。しかしそのようなひとつのものを観察する行為から、信頼性や共有のあり方への懐疑を展開します。

HORIKAWA Sunao
Born in Osaka Prefecture in 1986 / Based in Osaka prefecture