開催内容

清流の国ぎふ芸術祭
Art Award IN THE CUBE 2023
審査員

入江経一建築家/デザインディレクター

入江経一建築家/デザインディレクター

東京芸術大学美術学部建築科卒業、同大学大学院修士課程修了。1980年代からコンピューターに親しみ、デジタルテクノロジー時代の建築の新たな可能性を模索する作品を発表。国際的にも高い評価を得て数々の賞を受賞。MOMA、アルスエレクトロニカ、ベネチアビエンナーレをはじめ、多くの海外展覧会や国際会議に招待参加。IAMAS(情報科学芸術大学院大学)教授時にも、様々なプロジェクトを手がけ、都市、住まい、学校やオフィスなど様々な建築設計やデザインを行う。「ぎふ清流国体・ぎふ清流大会」では炬火台のデザインも手掛けた。

岩崎秀雄アーティスト・研究者/早稲田大学理工学術院教授、metaPhorest代表

岩崎秀雄アーティスト・研究者/
早稲田大学理工学術院教授、metaPhorest代表

名古屋大学大学院理学研究科博士課程修了。科学および芸術の一筋縄ではいかない界面・関係性に興味を持ち、生命をめぐる科学・思想・芸術に関わる表現・研究のプラットフォームmetaPhorestを2007年より運営。 ”Culturing<Paper>cut”で2019年度文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞、バクテリアの生物時計や形態形成などの研究で文部科学大臣表彰若手科学者賞、日本時間生物学会奨励賞などを受賞。

北村明子ダンサー・振付家/信州大学人文学部教授

北村明子ダンサー・振付家/信州大学人文学部教授

バレエ、ストリートダンス、インドネシア武術を学び、早稲田大学大学院文学研究科在学中の1994年ダンス・カンパニー、レニ・バッソを創設。1995年文化庁派遣在外研修員としてベルリンに留学。帰国後、独自の振付方法である「グリッド・システム」を実践。ダンスと光、リズム、映像が交錯し展開する作品スタイルを確立する。「身体の思考」をもとに、創造活動をはじめ、演劇、オペラ、映画、CMへの振付・出演など、幅広く活動を行いながら、大学では、身体論、演出論、舞踊論の視点から「メディアとしての身体」をテーマに研究を行う。第13回日本ダンスフォーラム大賞などを受賞。令和2~3年度文化庁文化交流使。

四方幸子キュレーター・批評家/美術評論家連盟会長

四方幸子キュレーター・批評家/美術評論家連盟会長

多摩美術大学・東京造形大学客員教授、IAMAS・武蔵野美術大学非常勤講師。データ、水、人、動植物、気象など「情報の流れ」から、アート、自然・社会科学を横断する活動を展開。キヤノン・アートラボ(1990-2001)、森美術館(2002-04)、NTT ICC(2004-10)と並行し、フリーで先進的な展覧会やプロジェクトを数多く実現。近年の仕事に札幌国際芸術祭2014、茨城県北芸術祭2016(いずれもキュレーター)、メディアアートフェスティバルAMIT(ディレクター、2014-2018)、美術評論家連盟2020年度シンポジウム(実行委員長)、オンライン・フェスティバルMMFS2020(ディレクター)、フォーラム「想像力としての<資本>」(京都府、2021)、フォーラム「精神というエネルギー|石・水・森・人」(2021)など。国内外の審査員を歴任。共著多数。

寺内曜子美術家

寺内曜子美術家

女子美術大学 造形学専攻卒業、美術研究科修了。セントマーティンズ美術学校でアンソニー・カロに学び、彫刻アドバンストコース修了。 ロンドンで約20年間作家として活動。表裏、内外など、当たり前と見なされている対立項の解消、それを支える二元論への疑問を、素材から必然的に成る形の彫刻作品や、「部分しか見えない」状況のインスタレーションで提示し、国内外で発表し続けている。

森村泰昌美術家

森村泰昌美術家

京都市立芸術大学美術学部卒業、専攻科修了。1985年にゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト写真を発表して以来、一貫して時代や人種、性別を超えた様々な「他者」に自らが成り代わる「自画像的作品」の発表を行う。1988年にベニスビエンナーレ/アペルト88に選出され、以降国内外で展覧会を開催する。2011年秋、紫綬褒章を受章。2018年、大阪北加賀屋にモリムラ@ミュージアムが開設される。最近の展覧会に2020年「エゴオブスクラ東京2020—さまよえるニッポンの私」(原美術館)、2021年「M式海の幸—ワタシガタリの神話」(アーティゾン美術館)など。

山極壽一総合地球環境学研究所所長

山極壽一総合地球環境学研究所所長

京都大学院理学研究科博士後期課程研究指導認定、退学。専門は人類学・霊長類学。アフリカ・ルワンダのカリソケ研究センター研究員、日本モンキーセンター研究員、京都大学霊長類研究所助手、同大学院理学研究科助教授、同教授、同研究科長、理学部長を経て2020年まで第26代京都大学総長。『父という余分なもの―サルに探る文明の起源―』、『おはよう ちびっこゴリラ』(絵本)、『暴力はどこからきたか―人間性の起源を探る―』、『ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』など多数の著書を執筆。