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2023.02.02

【記事】AAIC2023入選作家によるワークショップ「巨大気球を浮かせてみよう。」を開催しました!

1/15(日)岐阜県多治見市のセラミックパークMINOにて、AAIC2023入選作家の奥中章人さんによるワークショップ「巨大気球を浮かせてみよう。」を開催しました。奥中さんの入選作品である「INTER-WORLD/SPHERE: Over The Cube」は、空気、水、光といった要素が大きく関係する作品です。今回は奥中さんより、その中でも「空気」に着目した、作品に関連付けられたワークショップをご提案いただきました。

ワークショップは、「気球を作るには何が必要か?」という問いからスタートしました。子どもたちから真っ先に上がった「空気」という答えから、まずはビニール袋で身の回りにある空気を捕まえて、叩いてみたり、飛ばしてみたり、空気を「体感」しました。

 

空気を捕まえるだけでは気球は浮かびません。奥中さんより、ビニール袋に温かい空気を入れると空に浮かんでいくことを教わります。「私たちが楽しい気持ちで心があたたかくなった時、思わずジャンプしたくなるように、空気もあたたかくなると空に浮かびます」という説明が、とても分かりやすく印象的でした。

 

説明の後は、温めた空気が実際にどれほど飛ぶのか体験タイムです。ビニール袋にストーブから出る暖かい空気を入れて手を離すと、ふわ~っと浮かんでいきました。自分の想像以上に高く飛んだビニール袋に子供たちは大興奮!中には天井に届くまで飛ばせた子もおり、周りの大人からも自然と歓声が上がりました。

 

気球が空に浮かぶ仕組みを体験して理解した後は、参加者全員で力を合わせて巨大気球つくりのスタートです。奥中さんが持ってきた巨大なビニール袋を、みんなで協力して広げ、繋ぎ合わせます。ほとんどが初めましての参加者同士が、声をかけながら協力して制作する様子にとても感動しました。

 

ビニール袋が部屋いっぱいの大きさになったら、気球にする前にちょっとした体験。袋の端をもって、空気の波をつくってみたり、みんなで一斉に袋の中心に移動して、袋の中に入ったりしました。まさに、普段では味わうことのできない体験でした。

 

その後、満を持して気球に空気を入れます。みんなで作った巨大気球に温かい空気を入れることで、どんどん大きくなる気球を、下から見上げてみたり、2階から見下ろしてみたりして様子を見守りました。

いっぱいに空気が入った袋の口を閉じて、巨大気球の完成です!子どもたちや、保護者の方々、通りすがりのお客様からも拍手が生まれて、完成を称えあいました。

 

最後に巨大気球の中に入ってワークショップを振り返った後は、気球に指で穴をあけて脱出するという最高のオチで幕を閉じました。

参加者・保護者の方からは、「遊びながら空気抵抗など理科のことを学べるのが良かった」「科学も知れて身体で楽しめて子どもも久しぶりに心から楽しかったと言ってキラキラしてました!参加してよかったです。」とのお声をいただきました。

今回のワークショップは、素材は身の回りの空気とビニール袋という身近なものでありながらも、奥中さんの分かりやすい説明と進行のおかげで、普段では味わえない体験と学びを提供できたと感じています。

今後もAAIC2023の開催に向けて、AAIC2023の入選作家を講師にお呼びしたワークショップを開催いたします。

次回は2月5日(日)に大垣市で、オリジナルショートムービーを撮影するワークショップ、「カメラでうごき採集!」を開催します。講師をお務めいただく身体企画ユニット ヨハクさんより、おもしろい動画の撮り方を学んで、特別なショートムービーを作ってみましょう!

・2/5(日)13:00~16:00 「カメラでうごき採集!」

 会場:大垣市スイトピアセンター 学習館5階 創作実習室

 講師:身体企画ユニット ヨハク(秋山きらら・加藤航平)