出展作家
- SOMETHING GREAT ~記憶の風景~
- 御宿 至MISHIKU Itaru
SOMETHING GREAT ~記憶の風景~
- 作品コンセプト(入選時作家コメント)
- 僕たちの身体には、無限大の“記憶の貯蔵庫”と宇宙がある。現代社会を象徴し世界の物流現場で無数に使用されているパレット(荷台)より、さらに多くの“記憶”を蓄えた脳内にある“記憶の引き出し”を表現した。僕たちの日常において、身の回りにあるすべてのものが、五感を、或いは第六感を通して貯蔵庫にある“記憶の引き出し”に収められる。それらの無限大の“記憶の引き出し”は、僕たちの人生の歩みに、多くのヒントと勇気を与えてくれる。たとえば、限られた時間のなかで、より良いプラン等を考える時、物凄い勢いで開け閉めを繰り返している自分がいる。そのような時には、蓄えられた「記憶」が渦巻く壮大な宇宙を感じることがある。しかし、『脳内にはそよ風ひとつ吹いていない。サハラ砂漠にいようと、北極にいようと、あなたの脳内の温度は、37℃のままで変化しない。脳内では、電子が電子に衝突する。それだけである。』(“SUPER BRAIN”保育社、監訳、村上和雄、大西恵理子)とある。人体、脳内にある壮大な宇宙の神秘のほんの一端でも表現出来たらと考えました。
- 作品紹介
- 現代社会を象徴し、世界の物流現場で無数に使用されているパレット(荷台)を用い、脳内にある“記憶の貯蔵庫”には、それ以上の数の「記憶が収められた引き出し」があることを喚起し、僕たちの身体にある壮大な宇宙の神秘を表現する。
作家紹介動画
作品紹介動画
御宿 至 MISHIKU Itaru (静岡県、イタリア拠点)
- 1949年
- 静岡県生まれ。
- 1977年
- イタリア国立ローマ美術アカデミー彫刻科(エミリオ・グレコ教室) 卒業
- 1992年
- 日本・イタリア新世代展/イタリア国立ローマ近代美術館・ローマ日本文化会館/イタリア
- 2001年
- 彫刻によるヨーロッパでの出会い展/モントーバン文化センター/フランス
- 2004年
- 「個展」再生/ローマ大学所属現代美術実験美術館/イタリア
- 2005年
- 「個展」結界/スポレート現代美術館/イタリア
- 2007年
- 日本通運(株)創立70周年記念事業モニュメント「安全の誓い」制作コンクール 大賞受賞/東京都
- 2018年
- 「個展」風儀(てぶり)/オリエアートギャラリー/東京
- 2019年
- 「個展」/Something Great~記憶の風景~/主催、静岡県文化財団、静岡県/グラン シップ/静岡
- 2019年
- めぐるりアート静岡2019/主催、静岡県立美術館、静岡市美術館、文化庁/東静岡ア ート&スポーツ/ヒロバ/静岡
- 2020年
- 第16 回KAJIMA 彫刻コンクール作品展/鹿島KI ビル/東京
- 現 在
- ローマ市(イタリア)と富士宮市を拠点に創作活動を続ける。