アーティスト

入選作家

占部史人 / 空とカタツムリ
カタツムリの殻の形態をした螺旋型の彫刻で、中に入ることができ、中から空を見ることができる。
トロブリアンドの神話から着想された、人生の悲哀や世界の大きさをカタツムリの螺旋によって表現する作品。
エイドリアン О.サレス / WE GO ON
キューブの壁面などに人間の遺伝情報をモチーフとした映像を映し、キューブ内の階段からこれを見る。
人間の記憶と人工知能が共同する作品。
大西康明 / 時間の溝
メッシュ構造の机の上に日用品を置き、その上から接着剤を垂らし、無数の垂直線と結晶による風景を作る。
空洞や時間の経過から、人の手を離れた非日常や裏側の風景を見る作品。
大貫仁美 / 秘められた、その「傷」の在処
キューブ内をガラスで作った衣服で埋め尽くし、美しい「傷=記憶」の物語を表現する。
「壊れやすい」ガラスの特徴を生かし、対峙する者にある種の緊張感を与える作品。
笠原巧 / 無秩序の中の秩序
神話に登場する「ガンギエイ」の動きに基づき、複数台の測定機械が、キューブ内で長さを測っている。
神話と科学が一体となった記憶から、長さという秩序が出現する作品。
川角岳大 / 私たちの知らない犬
犬の視点とともに滞在制作を行い、その目を重視した展示空間を作る。
まっさらなものの見方の先に記憶の行方のあり方を考える作品。

北川純 / 質量保存の法則
風船上のビニール袋を膨らませ、林と高層ビルという異なった2つの風景を出現させる。
環境の質と量が一定に保ち続けられることを、質量保存の法則として表している作品。
高橋臨太郎 / Phantom container
幻肢痛(失われた手足の痛み)を患う方の手足の動きを再現した四足歩行ロボットを、岐阜の自然を表現したキューブの中で動かす。
失われた身体の記憶が、生き生きと立ち上がってくる作品。
竹中美幸 / 記憶の音
日々の様々な音を音符にし、その譜面を焼き付けた映像用フィルムと光によるインスタレーション。 音を可視化し、フィルムに焼き付けることで、過去の記憶を新たな物語とする作品。
宙宙 / cloud
キューブ内部に箱状の作品を設置して鑑賞空間を作り、キューブ外からの光を暗闇の中に点群として浮き上がらせる。 見る者を異空間へ連れ出し、日常の中に埋もれてしまった、私たちの奥底に眠る記憶が立ち上がってくる作品。
橋本哲史 / こちら、1001
キューブ外面を、鎌倉期の一千一体の黄土色仏で飾り、キューブ内面に、現代美術の感覚で作成した一千一体の仏像を配置する。 外面と内面の違いを強調し、現代美術の斬新な表現とした作品。
平田昌輝 / Artifact 19-2
日本列島形成時の地質帯に含まれる緑泥片岩(緑色の変成岩)を彫り込んで、男性の半身像を作る。 数億年前の岩石の形成過程でできた文様をあらわにすることで、昔の記憶をよみがえらせる作品。
御宿至 / SOMETHING GREAT~記憶の風景~
現代社会を象徴し、世界の物流現場で無数に使用されているパレット(荷台)を用い、脳内にはそれ以上の数の「記憶の引き出し」があることを喚起し、人体、脳内にある壮大な宇宙の神秘を表現する作品。
森本孝 / そして、「宇宙の子」は、自ら造った「仄かに酔っているAI」と対決する。
宇宙を模したキューブの中で、「人」と「AI」が対決する。 「人」と「AI」どちらが勝っても、見ている個人は記憶と共に宇宙の塵に還り、無意味な存在になることを感じさせる作品。
保良雄 / who we are … or where we come from “”AKA””
天井から吊るされた糸を、機械制御された赤い液体(天井にタンク?があるのか)が滴り、温められた溶岩石に到達し、蒸発する。 自然物と機械との関係性が、見る者の記憶を呼び起こす作品。
山本麻璃絵+姫野亜也 / 石斧をモチーフにした石斧の彫刻
一人の作家が石斧の石の頭の部分を石彫で制作し、もう一人の作家が、石斧の柄の部分を木彫で制作する。
古来からある石斧をモチーフにかたちづくることで、人の根源的なつくる欲求を示す作品。
Yuni Hong Charpe / Repeat
フランス語による親子の会話の映像と、朝鮮舞踊の断片的な動作を相互にやり取りするダンサーたちの映像を交互に映写する。 在日コリアンとして日本に生まれ、現在フランスで暮らす作家自身の記憶のゆくえを追う作品。
W.N.Project 代表者 小島久弥 / Light NOW
キューブを天井と壁の2か所に穴のあるカメラ・オブスキュラ(暗室)とし、内部に映り込む外の風景や空、太陽光の軌跡で、時間を可視化する。
時間を可視化し「いまここ」を見つめることで、「記憶のゆくえ」を探る作品。