出展作家
- Aftereal 6
- 千田 泰広CHIDA Yasuhiro
Aftereal 6
作品コンセプト
視野の外は何色か。私たちはいつも同じ眼と脳によって世界を知覚、認識しているので、ついそれが現実であると考えてしまう。しかしそれはあくまでも眼と脳によって作り出された像であり、時間的にずれがなく、空間的に歪みなく現実を捉える仕組みを人間は持ち合わせていない。シンプルな仕組みで誰にでも理解可能なものでありながら、そのことを端的に体感できる作品を作りたい。観客は作品内部に入り、作品に囲まれる体験をする。
しかし、囲まれているように見える作品は網膜や脳によって作られた像であり立体感である。つまり、眼と脳によって作り出された実在しない像を体験する。目的や理解は、指向性を持つ感覚や思考を限定する。
無限ともいえる宇宙の可能性を限定せず、人が知覚、想像、証明によって切り拓き、手にしてきたリアルの範囲を拡げるために、目的のない知覚、想像、思考が必要ではないだろうか。
リアルのゆくえは、知覚不可能な存在に触れ、無目的な思考をするものに委ねられている。
作家紹介動画
CHIDA Yasuhiro
千田 泰広(長野県拠点)- 1977年
- 神奈川県生まれ
- 現在
- 世界の8人の光のアーティスト(2022 Optica)
「空間の実体化」と「体性感覚の変容」をテーマに制作。欧州、北南米、アジアなどで活動。自作を常設する空間美術館を長野県辰野町に建設中。
主な受賞歴
- 2018年
- Life geek award/Emerging space prize/China/Shanghai
- 2019年
- International Light Art Award Audience prize/Germany/Unna
主な展覧会
- 2020年
- Yuejin Lantern Festival/Tainan/Taiwan
- 2020年
- Kunst Fest Spiele/Hannover/Germany
- 2021年
- Wonderspaces/Austin,Scottsdale,Philadelphia/U.S.
- 2021年
- Fête des Lumières/Lyon/France
- 2023年
- Lux Helsinki/ Helsinki/Finland