出展作家
- 橋の形
- 古屋 崇久FURUYA Takahisa
橋の形
作品コンセプト
岐阜県は、言わずと知れた大きな一級河川が何本も海に向かって流れている土地であり、橋の数も計り知れない。その為この土地では、橋に対する恩恵をより大きく受けているのかもしれない。大きな河川に橋を架ける作業は容易では無い。その大変さは、小川であっても人が不自由なく往来できて水の流れを邪魔しない橋を架けようとしたときに感じるだろう。橋の存在は人・物の往来に関わる物理的に重要な存在であるが、「架ける」という単語は、漢字を変えると「懸ける」となる。そこには、対象と離れないよう全力を尽くす意味があり「架け橋となる」という言葉は、主に人と人に用いられる表現である。そこには物理的に見えない橋の形があるのではないか。コロナ禍によるバーチャル化の邁進は、「リアル」である事象に対しての実物を諦める状況であり、正しく橋が崩れたことによる迂回であるように感じる。もし「この橋」が無かったら、文化は河川に分断され長細い独自の文化圏がいくつも発生するのかもしれない。そんな形を制作したい。
作家紹介動画
FURUYA Takahisa
古屋 崇久(埼玉県拠点)主な受賞歴
- 2016年
- 「六甲ミーツ・アート芸術散歩2016」グランプリ / 兵庫県
- 2019年
- 「Tokyo Midtown Award 2019」優秀賞・オーディエンス賞 / 東京都
主な展覧会
- 2014年
- 木津川アート2014 / 西谷邸跡地 / 京都府
- 2015年
- ますとみやまART2015 / 旧増富中学校 / 山梨県
- 2013-2016年
- 小菅村プロジェクト / 小菅村内 / 山梨県
- 2017年
- 両面片隅一道風景 / 53美術館 / 中国 / 広東省
- 2015・2017年
- 中之条ビエンナーレ / 中之条町内 / 群馬県
- 2016・2017年
- 六甲ミーツ・アート芸術散歩 / 六甲山 / 兵庫県
- 2017年
- 第20回我孫子国際野外美術展 / 国道356土手 / 千葉県
- 2018年
- アートアイランズTOKYO 2018 / 旧波浮小学校 / 東京都
- 2019年
- 個展・ストレスの形 / Over The Border / 東京都
- 2019年
- Tokyo Midtown Award 2019 / Tokyo Midtown Roppongi / 東京都
- 2020・2017年
- アーツさいたま・きたまちフェスタ / プラザノース / 埼玉県
- 2018・2019・2021年
- Art Viewing OME / 青梅市立美術館 / 東京都
- 2022年
- 六本木アートナイト2022 / Tokyo Midtown Roppongi / 東京都