出展作家
- 石斧をモチーフにした石斧の彫刻
- 山本 麻璃絵+姫野 亜也YAMAMOTO Marie + HIMENO Aya
石斧をモチーフにした石斧の彫刻
- 作品コンセプト(入選時作家コメント)
- 石斧をモチーフにした彫刻を、2人で共同制作する。石を用いて彫刻を制作している人間が石の頭を彫刻し、それを受け取り、木を用いて彫刻を制作している人間が木の柄を彫刻する。
何故石を用いて彫刻を制作するのか、木を用いて彫刻を制作するのか、日頃よく聞かれるのだけれど、その素材を扱ったことのない人に言葉でそれを100%伝えることは難しい。石斧には国境がなく言語もない。美術という単語どころか言語すらない頃も、石を割り出し木を彫る時、石と木が組み上がった時、『つくる』という事への高揚感や闘争心、情動や快味を感じていたのではなかろうか。美術の世界でも、3DやVRの存在が当たり前になってきた。これからも、きっと人間の創作活動の領域はどんどん広がっていくのだろう。
あらためて原初に立ち返り、無我夢中につくり続ける試みを提示してみたい。日本美術史黎明期のスター選手は土器や土偶である。私たちは石斧を応援したい。
- 作品紹介
- 一人の作家が石斧の石の頭の部分を石彫で制作し、もう一人の作家が石斧の柄の部分を木彫で制作して、据える。
国境も言語もない頃から存在している石斧をモチーフにかたちづくることで、人の根源的なつくる欲求を示す作品。
作家紹介動画
作品紹介動画
山本 麻璃絵+姫野 亜也 YAMAMOTO Marie + HIMENO Aya (東京都拠点)
<山本>- 1988年
- 東京都生まれ。
- 2010年
- 武蔵野美術大学 造形学部彫刻学科 卒業
- 2011年
- 第14回岡本太郎現代芸術賞 特別賞受賞/神奈川県
- 2012年
- 武蔵野美術大学大学院 造形研究科美術専攻彫刻コース 修了
- 2015年
- 「個展」ものごころ展/ふなばしアンデルセン公園子ども美術館/千葉県
- 2016年
- 「個展」彫刻と家と外/gallery blanka/愛知県
- 2017年
- あなたが感じていることと、わたしが感じていることは、ちがうかもしれない/はじまりの美術館/福島県
- 2018年
- 「個展」wood shot/キャノンデジタルハウス銀座/東京都
- 1990年
- 大分県生まれ。
- 2012年
- 武蔵野美術大学 造形学部彫刻学科 卒業
- 2013年
- 「個展」隠沼/いりや画廊/東京都
- 2013年
- 第62回神宮式年遷宮奉賛 依代アートプロジェクト/岩清水八幡宮/京都府
- 2014年
- 武蔵野美術大学大学院 造形研究科美術専攻彫刻コース 修了
- 2015年
- 「個展」姫野亜也/いりや画廊/東京都