出展作家

  • そして、「宇宙の子」は、自ら造った「仄かに酔ってるAI」と対決する。
  • 森本 孝MORIMOTO Takashi
そして、「宇宙の子」は、自ら造った「仄かに酔ってるAI」と対決する。
作品コンセプト(入選時作家コメント)
記憶は宇宙の、地球の、⽣物の、無⽣物の、世の中の、個⼈の、全ての基礎になる。あらゆる事全ての局⾯において 「次」を呼び込む。
宇宙最⼩単位の素粒⼦(⼜は超ひも)には「集まれ、増殖せよ、複雑化せよ」 と命令的記憶が既に刷り込まれている。
宇宙138億年、地球46億年、⽣物38億年、そして、 「⼈」、宇宙の塵からできた「宇宙の⼦」が「AI」を造り、今や「核」以上に人を支配し、別の記憶主体となるAIと対決せざるを得ない時期になろうとしている。
実は、⼈とAIは2001年に⼀度闘っている。その時は⼈が勝ち、AIであるHAL9000は最初に記憶に留めた歌、デイジー(ひな菊) ・ベルを歌いながら記憶を失って⾏った。今後、 AIサイドも様々なAIが⽣じ、各々の考え⽅の違いにより互いに闘う事になる。最終的にどのようなAIが勝ち残るのか?
それは、多分、⼀種不合理を飲み込むAI、⾔わば、 「仄かに酔っているAI」だろう。 HALも⽭盾する命令を受け⼊れる能⼒がなく異常へと向かった。
「⼈」対「仄かに酔っているAI」の最終決戦がいずれ来る。
しかし、 どっちが勝っても、その時には、ぼく個⼈は記憶と共に宇宙の塵に還り、無意味な、無存在になっている。
作品紹介
宇宙の記憶を持つ粒子から成る人。今や人が造ったAIが、核以上に人を支配し、別の記憶主体になろうとしている。
いずれ、究極の仄かに酔ったAIが人と対決する。が、あなたも私も、死により突然、個人の記憶と共に消え、無意味な無存在となる。(その物語。)

作家紹介動画

作品紹介動画

森本 孝 MORIMOTO Takashi (神奈川県拠点)
1946年
岡山県生まれ。
1968年
京都大学法学部 卒業
2006年
自動車会社などで就労後、定年退職
2011年
横浜のBankArt講座「靴箱から広がる宇宙–宇宙はメカニズムで充ちる。かな?」に参加。
その時点(65歳)より制作を開始。
2011年
アーツ千代田3331ポコラートvol2 椿昇賞受賞/東京都
2012年
アーツ千代田3331ポコラート入賞者展/東京都
2013年
横浜BankArt スタジオに参加、制作、展示/神奈川県
2016年
第19回岡本太郎現代芸術賞 入選/岡本太郎美術館/神奈川県
2013年~2018年
日本アンデパンダン展/新国立美術館/東京都