出展作家
- Phantom container
- 高橋 臨太郎TAKAHASHI Rintaro
Phantom container
- 作品コンセプト(入選時作家コメント)
- 生物の身体は世界に対して自身の存在を内容させる入れ物のようなものだ。入れ物のふちが世界と私を隔てている。その形が我々をユニークなものにしてくれている。私は幻肢に着目した。幻肢は腕や足を失った人があるはずのない手足に強い痛みや、存在感を感じる現象のことだ。世界にないはずの身体が、どこからともなく現れる記憶によって想像される。記憶は形を持たないが確かにイメージとして我々の心の中に立ち現れてくる。私の作品によって形を持たない身体の記憶が互いに確かめ合うかのように共鳴し、たしかにそこに立ち上がってくる。
- 作品紹介
- 幻肢(失われた手足が今もあるという感覚)を持つ当事者の方の失われた身体のイメージをキューブの中に表現する。
失われた身体の記憶が、生き生きと立ち上がってくる作品。
作家紹介動画
作品紹介動画
高橋 臨太郎 TAKAHASHI Rintaro (東京都拠点)
- 1991年
- 東京都生まれ。
- 2016年
- Seaside Poolside/稲毛海浜公園プール/千葉県
- 2017年
- 大地の霊性/モデルルーム/東京都
- 2018年
- Social Concrete/WK Gallery/東京都
- 2018年
- そとのあそび展/市原湖畔美術館/千葉県
- 2019年
- 「個展」スケールヒア/BLOCK HOUSE/東京都
- 現 在
- 東京藝術大学大学院博士後期課程 在籍中